前回10月3日の『対ナイフスティック術』の記事で、スティックや特殊警棒を使用できないシチエーションでは傘や自撮り棒(セルカ棒)を代用すると書きました。

動画はその自撮り棒を使った対刃物護身術の練習模様です。

ミットを叩いて自撮り棒の強度をはかる様子も収録。

スティックはナイフや包丁など刃物を持つ敵に対して非常に有効です。

そのためカパプではスティックファイティングのトレーニングを行っています。

刃物で襲い掛かって来る相手の手や指を打ち砕いたり、刃物を叩き落とせるように反復練習。

一撃で相手の動きを止めるために頭部、肩、肘、膝、スネなどの急所を正確に打つ技術を習得します。

刃物を待った凶悪犯であっても、必要以上にダメージを与えるべきでないことは言うまでもありません。

しかし、強力なダメージを与えなければこちらの命が奪われかねない状況もあります。

そのような非常時において、より確実に身を護るために急所を打つ技を身に付けるのです。

スティックファイティングは有効ですが、どうやってスティックを携帯するかが問題です。

まず、自宅に特殊警棒やカリスティックを備えて、凶器を所持する侵入者に対抗することは違法ではありません。

しかし、通り魔や無差別殺人などに備えて外出時に常時携帯するとなると『軽犯罪法』に抵触します。

軽犯罪法1条2号の『凶器携帯の罪』がそれで、「正当な理由がなくて、刃物、鉄棒その他他人の生命を害し、又は人の身体に重大な害を加えるのに使用されるような器具を隠して携帯していた者」は処罰の対象になります。

一般人が市街地等で職務質問されたとき、特殊警棒やカリスティックを所持していると問題になる場合があります。

※カリスティックは稽古の行き帰り中であれば正当な理由による所持なので問題ありません。

そこで自撮り棒(セルカ棒)の出番です。

自撮り棒は武器や護身具ではなく、あくまでも撮影器具なので携帯してもお咎めなし。

上記動画のミット打ちを見るとわかりますが、意外に強度もあります。

※あまり軽い物では威力が無いので180g以上でしっかりした造りの物が適しています。

特殊警棒のように収縮し、収納時は15cm程度になるので携帯に便利。

長傘もスティックの代用になりますが、晴れた日にはなかなか持ち歩けません。

しかし自撮り棒ならいつでも携帯できます。

自撮り棒を振る時は、先端のアタッチメントホルダー(スマホを挟む部分)を外します。

それは、アタッチメントホルダーの重みで棒の連結部分が抜けることがあるからです。

自撮り棒は護身効果を期待できますが、武器ではないので特殊警棒のように頑丈に造られていません。

フルパワーで暴漢にヒットするとその一撃で壊れることもあります。

より強力に備えるなら重量があって頑丈な造りの『一脚』も活用できます。

一脚を使った技法は又の機会に紹介します。

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