先日、倉田保昭先生がカパプ防衛館の稽古に参加されました。

倉田先生は空手七段、柔道三段、合気道二段の武道家で現役の国際的アクションスター。

武道家として『創武館』と『倉田保昭空手道館』を主宰され、日本と香港に道場があります。

また、アクションスターを養成する『倉田アクションクラブ』は40年以上の歴史があります。

倉田先生は、1970年に帝国ホテルで行われた香港の映画会社ショウブラザーズのオーディションに合格。

そして香港に渡り、同社の作品に出演し日本人でありながら香港で大スターになりました。

倉田先生は、同時期に活躍したブルース・リーの数少ない日本人の親友の一人でした。

『ドラゴン怒りの鉄拳』が撮影中のスタジオで、ブルース・リーと初対面したあと、倉田先生が日本から持ってきたヌンチャクをプレゼントしたエピソードは有名です。

世界的ブルース・リーブームが起きた1974年、凱旋帰国した倉田先生は『闘え!ドラゴン』、『バーディ大作戦』、そして『Gメン’75』に出演し日本でも人気を博しました。

中でも、『Gメン’75』香港カラテシリーズのヤン・スエとの闘いは今や伝説。

昨年は5本以上の香港映画に出演し、来年18年公開予定のジョン・ウー監督・福山雅治主演作品『追補MANHANT』にも出演しています。

スーパースター倉田保昭先生が、カパプ防衛館の稽古に参加されるとあって道場生もざわめきました。

道場生には、リアルタイムで『帰ってきたドラゴン』や『Gメン’75』を観ていた50代~60代。

CSなどの再放送で倉田先生の作品を見た40代。

親が倉田先生のファンだった、30代や20代の女子生徒などさまざま。

この日、倉田先生は倉田アクションクラブの弟子田代俊介先生と一緒に稽古されました。

田代先生とペアでストレッチ運動のとき、倉田先生の開脚、身体の柔らかさに道場生は皆驚いていました。

とても70代とは思えない、柔軟性に富んだ強靭な肉体は日々の鍛錬の賜物です。

当初岩土代表は基本稽古まで見学していただき、途中からカパプの技を体験していただければと考えていました。

しかし、倉田先生は用意した椅子に座わられることもなく、礼式から参加され最後まで一般生徒と一緒に稽古されました。

世界的アクションスターで武道格闘技の大家である倉田先生の謙虚な姿勢に、岩土代表は恐縮するとともに大きな感銘を受けました。

まさに、実るほど頭を垂れる稲穂かな(人格者ほど謙虚)です。

倉田先生には、道場運営や護身術のアドバイスもいただき、岩土代表は大変勉強になったそうです。

倉田保昭先生、どうもありがとうございました。

倉田先生は現在、倉本聰さん脚本の話題のドラマ『やすらぎの郷(テレビ朝日系列月~金の昼12:30~)』に出演中。

8月17日・18日の放送では倉田先生のアクションが見れます。

ぜひご覧ください。

再放送、BS朝日毎週月~金あさ7時40分~8時放送

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